接着剤どれ使えばいいですか?

ホームセンターで聞かれる事

皆様こんにちは!

「ホムスタ」です!

今回は接着剤についてです。

お店にご来店頂いたお客様から 「接着剤下さい!」と聞かれて売り場にご案内すると

大体驚いて迷いの目をされます。

それはそうですよね、ホームセンターの接着剤売場には50種類

もしくはそれ以上ある店舗もあります。始めて接着剤を買おうとしているお客様は

「どれを選んでいいやら‥」と迷って当たり前です。

でもそれだけ接着剤は「何と何をつけて、どこで使うのか?」

など状況によって選ばなくてはなりません。

商品パッケージを読んだり、見つからない店員さんを探したりでも良いですが

接着剤の選び方の鉄則と、種類別の使い分け術を徹底解説します。


💡 接着剤選びの3大鉄則:パッケージの裏を読む前に!

まず、接着剤を選ぶ際に必ず確認すべき3つのポイントがあります。これが分かれば、大失敗は避けられます。

1. 🔍 何と何をくっつけるか?【素材の組み合わせ】

接着剤には、それぞれ「得意な素材」と「苦手な素材」があります。

  • 木材:木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂系)が最適。
  • 金属・ガラス・陶器:エポキシ系や超多用途系(変成シリコーン系など)が強力。
  • ポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE):通常の接着剤では付かないため、必ず専用プライマー付きのものか、PP/PE専用品を選びましょう。

【ポイント】

「木と金属」「ガラスとゴム」など、異なる素材(異種素材)をくっつける場合は、柔軟性のある弾性接着剤(ウルトラ多用途系、スーパーX系など)を選ぶのが鉄則です。硬く固まるタイプだと、素材の伸縮差で剥がれやすくなります。

2. 🌊 どこで使うか?【環境条件】

作品が完成した後、どこに置かれるかで使用する接着剤が変わります。

環境必要な性能推奨される接着剤
屋外/浴室耐水性・耐候性(紫外線に強い)変成シリコーン系、シリコーン系
キッチン/熱源の近く耐熱性エポキシ系、一部のウレタン系
衝撃が加わる部分弾力性(硬化後もゴムのように柔らかい)超多用途系(スーパーX、ウルトラSUなど)
振動がある部分弾力性ウレタン系、変成シリコーン系

3. ⏱️ どれくらいの時間で固めたいか?【硬化時間】

作業のスピードや、接着面を固定しておける時間で選びます。

  • 急ぐとき瞬間接着剤(数秒~数十秒)
  • ゆっくり位置調整したいときエポキシ30分型木工用ボンド(硬化まで数時間)

🧪 接着剤の主要カテゴリー別:使い分けマニュアル

ホームセンターでよく見かける主要な接着剤の種類と、その具体的な使い分けを解説します。

1. 🏆 弾性接着剤(ウルトラ多用途系/変成シリコーン系)

近年、DIY界で最強の汎用性を誇るのがこのタイプです。

  • 特徴: 硬化後もゴムのように弾力性があり、熱・水・衝撃に強い。ほとんどの素材に対応し、「多用途」「ウルトラ」「スーパー」といった名前で販売されています。
  • 使いどころ: 異種素材の接着屋外でのDIY(金属の固定、ウッドデッキの補修など)、靴やカバンの修理など、柔軟性が必要な場所。

2. ⚡ 瞬間接着剤(シアノアクリレート系)

「早くくっつけたい!」ときに活躍します。

  • 特徴: 液体が空気中の水分に反応して数秒で硬化する。接着面積が狭いものや、緊急の補修に強い。
  • 使いどころ: 小さな部品の接着、アクセサリーの修理、仮止め。
  • 注意点: 水分や衝撃に弱い製品が多い(最近は耐衝撃タイプも登場)。大きな面積の接着には不向きで、木材などの多孔質素材は染み込みすぎてしまうこともあります。

3. 💪 エポキシ樹脂系(2液混合タイプ)

プロも愛用する最強の接着力

  • 特徴: 主剤と硬化剤の2液を混ぜて化学反応で固める。水・熱・化学薬品に極めて強く、高い強度が必要な場所や、充填(スキマ埋め)にも使える。
  • 使いどころ: 金属陶器の強力な接着・補修、石材の固定、水槽の修理など。
  • ポイント: 混ぜてから使える時間(可使時間)と、固まる時間(硬化時間)が5分型、30分型などパッケージに明記されています。時間を守って手早く作業することが重要です。

4. 🪵 木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂系)

DIYの基本中の基本。

  • 特徴: 安価で安全性が高く、木材同士の接着に最適。乾燥後は透明になるものが多い。
  • 使いどころ: 家具や棚、木製雑貨の製作。
  • 注意点: 耐水性が低いため、屋外や水回りでは使えません。必ずクランプ(圧着工具)でしっかり固定して圧力をかける必要があります。

5. 🩹 ゴム系接着剤(G17など)

貼って剥がせる接着剤の代表格。

  • 特徴: 両面に塗布して乾燥させてから貼り合わせることで、強力な接着力を発揮する。硬化後も弾力性がある。
  • 使いどころ: ゴムの接着。カーペットやビニール素材の接着にも。

🛠️ 失敗しないための「接着剤の塗り方・コツ」

正しい接着剤を選んでも、使い方を間違えると強度は半減します。

1. 表面処理を徹底する

接着面にホコリ、油分、水分が残っていると、接着剤が素材に密着せず、簡単に剥がれてしまいます。

プロの裏ワザ!

接着する前に、アルコールやパーツクリーナーなどで接着面を拭き取り、完全に乾燥させましょう。プラスチックは紙やすりで軽く荒らす(目荒らし)と、食いつきが良くなります。

2. 適量を守る

「多ければ強い」は間違いです。接着剤がはみ出すほど塗ると、乾燥が遅れたり、見た目が悪くなったり、逆に強度が落ちたりすることがあります。パッケージに記載された「適量」を守り、薄く均一に塗布しましょう。

3. 圧着と養生を怠らない

木工用ボンドやエポキシ系など、多くの接着剤は圧力をかけることで最大の性能を発揮します。

  • クランプやハタガネでしっかり固定する。
  • 固定が難しい場合は、重しを乗せたり、養生テープでしっかり固定したりしましょう。
  • 完全硬化時間(パッケージに記載)までは絶対に動かさないこと!この時間が強度を決定づけます。

と色々とポイントを纏めてみました。

接着剤と言っても、色々と環境と状況によって選び必要があり、ホームセンターの品揃えは

あんなにも大量に陳列となってしまっているのです。・

色々と書いてしましましたが、「で、どれがいいですか?」

と聞かれたら、私個人的にお勧めの商品があります

セメダイン社の 「スーパーX」です

つける素材を選ばない、超多用途・弾性強力接着剤!!

こちらは長々と上記に書いてしまった事を打ち消す様ですが

かなりの多用途性で(苦手な物もあります)迷ったらコレです。

私も個人的に持っている接着剤はこれを持っております。

ただ、「スーパーX」これだけでは出来ない物もありますので、そこはご理解下さいませ・。

接着剤は意外と奥が深そうですが、理解すれば簡単です。

とても便利なので色々な補修をチャレンジしてみて下さいませ。

それではまた!

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