除草剤の次はこれ!「防草シート」の正しい選び方と絶対失敗しない敷き方
皆様こんにちは!「ホムスタ」です。
前回は「しつこい雑草を一網打尽にする除草剤の選び方」について、バイヤー時代の裏話を交えながらお話ししました。皆様、お庭の雑草は退治出来ましたでしょうか?
「よし、これで今年の雑草対策はバッチリ!」……と思ったあなた。
……甘いです!
実は、除草剤で今ある雑草をリセットしても、土の中に残った種や風で飛んできた種が、数週間もすればまた元気にコンニチハしてしまいます。雑草との泥沼の戦いに終止符を打つために、除草剤の「次」にやるべき絶対必須のステップ。それこそが今回のテーマ「防草シート」です。
1. 売り場で迷わないための「防草シート」選びのポイント
ホームセンターの園芸コーナーに行くと、1巻1,000円以下の格安品から、1万円を超える高級品までズラリと並んでいますよね。「見た目はどれも黒や緑のシートなのに、なんでこんなに値段が違うの?」と誰もが思うはず。
防草シートを選ぶときは、価格を見る前に「織布(クロスシート)」か「不織布(ふしょくふ)」か、この2つのタイプを絶対に見極めてください。
① 価格重視なら「織布(クロスシート)タイプ」
ポリエチレンなどの平らな繊維をブルーシートのように編み込んだものです。
- メリット: 安い!広い面積に敷き詰めたいときの強い味方。
- デメリット: 繊維の「隙間」があるため、スギナやチガヤといった先が尖った最強クラスの雑草には時々突き破られます。ハサミで切った端からホロホロとほつれやすいのも難点。
② 耐久性・効果重視なら「不織布タイプ」
繊維を3次元的に絡み合わせて、1枚の厚いフェルト状にしたものです。
- メリット: 織り目(隙間)がないので、しつこい雑草も下から絶対に突き通せません。どこで切ってもほつれず、水はけも抜群!
- デメリット: 織布に比べると、どうしても価格が上がります。
💡 元バイヤーのぶっちゃけ選定基準
「上に砂利をガッツリ敷く」なら、紫外線が当たらないので安価な織布でも10年近く持つことがあります。でも、シートをむき出しで使う場合や、スギナが毎年コンクリートを突き破って生えてくるような場所なら、絶対に予算を足してでも「高密度の不織布」を選んでください。
店舗でも「安いシート敷いたら2年でボロボロになって、下から草がボーボー生えてきたぞ!」とお叱りに来られたお客様を何人も見てきました……(泣)。敷き直しの労力は2倍かかります。最初が肝心です!
2. 元バイヤーが本気でオススメする名品2選
「理屈はわかったから、ホムスタさん的オススメを教えて!」という方へ。私が現役時代から信頼を置き、自宅でも使っている2大シートを紹介します。
オススメ①:【最強の絶対王者】 DuPont(デュポン)「ザバーン 240G」
防草シート界のラスボスです。官公庁の公共工事でも指定されるレベルの超高密度不織布で、ポリプロピレンの極太繊維でできています。
強烈な紫外線に晒される「むき出し」の環境でも約7〜10年、上に砂利を敷けば「半永久的」に持つと言われています。スギナやヨシの貫通も完璧にシャットアウト。迷ったらこれを選べば間違いありません。バイヤーとしても一番仕入れたい、信頼のブランドです。
コストが高くなってしまう事だけ難点です。
オススメ②:「高密度不織布シート」
「ザバーンは予算オーバーだけど、安物は嫌だ」という方にぴったり。坪庭や裏路地など、人があまり歩かない場所なら、厚手不織布タイプでも十分すぎるほどの防草効果を発揮してくれます。各社様々なタイプを出していますが、選ぶなら「高密度タイプ」をお選び下さい!
3. ここで差がつく!「プロ直伝の設置テクニック」
防草シートの効果を100%発揮できるかどうかは、「敷く前の準備」で9割決まります。ここからは手順を追って解説します!
1.徹底的な整地と除草(最重要!):ここをサボると結構失敗します。
前回のブログで紹介した除草剤などを使って、今ある雑草を根こそぎ根まで枯らして取り除きます。その後、地面にある大きな石や凸凹をできるだけ平らにして、足でしっかり踏み固めてください。石が残っていると、上から踏んだときにシートが破れる原因になります。
2.シートを敷き、10cm以上重ねる:ケチると隙間からこんにちは。
シートを端から広げていきます。1枚で足りない場合は、シートとシートのつなぎ目を「10cm以上」必ず重ね合わせてください。この重なりが甘いと、わずかな隙間から光が差し込んで、雑草が「おっ、出口発見!」と伸びてきてしまいます。
3.ピンは「1m間隔」で贅沢に打つ:風を舐めてはいけない…!。
シートを固定する専用の固定ピン(Uピンなど)を打ち込みます。目安は1メートル間隔。風でめくれないよう、端やつなぎ目は特に念入りに、これでもかと打ち込んでください。
4.端部やピン穴に専用テープを貼る:このひと手間でプロの仕上がりに。
壁際や、ピンを打ち込んだ穴のわずかな隙間から雑草は生えようとします。心配な箇所には「防草テープ(専用粘着テープ)」を貼って隙間を完全に塞ぎましょう。これで完璧な暗黒世界(遮光率99%以上)の完成です!
4. やりがちだけど絶対NGな注意点
最後に、店舗でお客様からよく相談された「失敗あるある」をシェアします。同じ過ちを繰り返さないで…!
- 家庭用の「養生テープ」や「ガムテープ」でつなぎ目を留めるこれ、本当に多いです。家庭用テープは紫外線や雨ですぐにボロボロになり、1シーズン持ちません。必ず専用の「防草補修テープ」を使ってください。
- 壁際に「数センチの隙間」を残してしまう雑草の生命力を舐めてはいけません。コンクリートのキワにわずか1cmでも土が見えていると、そこを狙ってピンポイントで生えてきます。シートは壁際で少し立ち上げる(余らせる)くらいがベストです。
まとめ:除草剤+防草シートで、今年は「草むしりゼロ」へ!
せっかく除草剤できれいにしたお庭。その美しさをキープし、毎週末のあの腰が痛くなる草むしりから解放されるためには、防草シートでの「日光遮断」が最も効果的で、結果的に一番安上がりな方法です。
「うちの庭の広さだと、シート何メートル必要?」「ピンは何本買えばいい?」など、計算で迷うことがあれば、ぜひ図面や写真を持ってホームセンターへ行ってみてください。売り場のスタッフに声をかければ、必要な資材を喜んで丸ごと計算してくれますよ!(私も現役時代は電卓片手に喜んで計算していました!)
今年の夏はスマートに雑草を予防して、快適なDIY&ガーデンライフを楽しみましょう!
他にもホームセンターでご相談を受ける事、ホームセンターのオススメ商品などを色々と配信しています。ぜひ覗いて下さいませ、発信情報が少しだけでもご参考になれば嬉しいです!

ではまた! ホムスタ


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