初めてのDIYで電動ドライバーを使ってみたい

こんにちは、元ホームセンターバイヤーの　ホムスタです。

今回はDIYの電動工具と言えば！で真っ先に浮かぶのが「電動ドライバー」ではないでしょうか？　そうですネジを電動で締めたり緩めたりするヤツです。

「よし、DIY始めるぞ！」と思った時、まず欲しくなるのが電動ドライバーでもあります。でも、お店に行くと「電動ドライバー」と「インパクトドライバー」の2種類があって、「何が違うの？」「どれを選べばいいの？」と迷ってしまう方が本当に多いんです。それに加え種類も多く、ホームセンターであ主力商品の１つでもあるので、売り場もかなりのスペースをとっています。電動工具は職人様の必須工具でもあるので、売り場にはプロ用がずらりと並び、売り場を見ている方も、職人さんが多く、一般の方は少し尻込みしちゃうかな？と思います。

この記事では、DIYを始めたばかりのあなたのために、この2つの違いと選び方、そしておすすめの機種を解説します！

1. インパクトドライバーと電動ドライバー（ドリルドライバー）の違い

電動ドライバーは、一般的に「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」の2種類に大別されます。最も大きな違いは、ネジを締め付ける仕組みにあります。

特徴	インパクトドライバー	電動ドライバー（ドリルドライバー）
締め付け方	「回転」に「打撃（インパクト）」が加わる	「回転」のみ
パワー（トルク）	強い (太い/長いネジや硬い木材向き)	普通 (短いネジや穴あけ向き)
騒音・振動	大きい（「ガガガ」という打撃音）	小さい（「ウィーン」というモーター音）
初心者への扱いやすさ	△（力が強すぎる場合がある）	◎（トルク調整機能で締めすぎを防げる）
得意な作業	長ネジ、大量のネジ締め、硬い木材への穴あけ	家具の組み立て、下穴あけ、繊細な穴あけ

🔩 インパクトドライバーの性能

インパクトドライバーの最大の特徴は、モーターの回転だけでは回しきれない負荷がかかると、「ガガガガ」と打撃（インパクト）が加わることです。この打撃によって、非常に大きなパワー（トルク）を生み出します。

向いている作業: ウッドデッキ作りなどの長くて太いネジを大量に締める作業や、硬い木材への作業など、とにかくパワーが必要な場面で活躍します。

⚙️ ドリルドライバーの性能

ドリルドライバーは、モーターの「回転」のみでネジを締めます。特筆すべきは、先端に付いている「トルク調整リング」です。

トルク調整リングは、あらかじめ設定した負荷以上になると空回りして、それ以上ネジを締め付けないようにする機能です。
向いている作業: 家具の組み立てや、木材を割ってしまいそうなデリケートな素材への作業、そして精密な穴あけ作業（ドリルとして使う）に最適です。

2. 初心者が選ぶなら？使い方のポイント

結論から言うと、DIY初心者が最初に買う一本としては「ドリルドライバー」を強くおすすめします！

✅ ドリルドライバーがおすすめな理由

締めすぎを防げる: トルク調整機能があるため、ネジの頭を潰したり、木材にネジを深く埋め込みすぎたり、締め付ける物自体を破損する失敗を大幅に減らせます。
静音性: 作動音が小さいため、マンションなどでの室内作業でも近隣への配慮がしやすいです。
汎用性: ネジ締めだけでなく、ドリルビットを使えば正確な穴あけができるため、DIYの幅が広がります。

💡 インパクトドライバー

もしDIYを本格的にやる予定で、木材を使ってガンガン組み立てたい！でしたらインパクトの方が絶対的に良いですし、厚い木材や、硬い所にはインパクト出ないと厳しい事が多いです。私個人的にはインパクトドライバーを所有しており、個人DIYに大活躍しております。

3. 初心者におすすめの商品選びの基準

初めての電動ドライバーは、軽くて取り回しが良いモデルを選ぶのが良いと思います。

よく「目的によって選ぶ」と説明はしますが、今やりたい事に基準を置くだけだと、限定される事もあるので、もし今後、何か色々DIYにチャレンジしたいのであれば、少し良い物を選んでも良いと思いますが、（ネジを入れる所が固くパワーが必要な事も多いです）「簡単な家具を組み立てるだけ」との事でしたら、小型で軽量のタイプが使いやすいですね。

項目	初心者向けの目安	おすすめポイント
電圧（V）	7.2V～10.8V	軽さ重視ならこの電圧帯。パワーは十分で、本体が小さく扱いやすいです。
重さ（g）	1kg以下	本体が重いと作業中に疲れてしまうため、特に女性や力の弱い方は軽さを重視しましょう。
バッテリー	リチウムイオン	パワーが落ちにくく、長持ちします。予備のバッテリーがあると安心です。