皆様こんにちは!元ホームセンターバイヤーの「ホムスタ」です。
トイレ掃除お疲れ様です。

洗剤使って掃除したけど、イマイチ綺麗にならないのです、もう買い替えですか?
そんなご相談を頂きます。使っているトイレメーカー、使っている洗剤を聞くと、間違った理解をされているお客様も意外と多いのです。
今回は「トイレの汚れが落ちにくい」「どの洗剤を使えばいいのかわからない」などの悩みについての解説を致します。
実は、最近の便器は非常に進化しており、「材質」に合わない洗剤を使うと、かえって汚れやすくなったり、最悪の場合は便器を傷めてしまったりすることもあるんです。
今回は、トイレメーカー各社の独自技術(アクアセラミック、セフィオンテクトなど)の解説から、失敗しない洗剤選び、おすすめのお掃除グッズまで、解説します!
1. なぜ「材質」を知ることが大切なの?
昔の便器はシンプルな「陶器」が主流でしたが、現代のトイレは各メーカーがナノレベルの表面加工を施したり、陶器ではない新素材を採用したりしています。
間違った洗剤(強酸性、強アルカリ性、研磨剤入りなど)を使うと、この特殊なコーティングが剥がれ、ツヤがなくなったり、逆に汚れがこびりつきやすくなったりします。「せっかくの高級トイレが台無し……」なんてことにならないよう、まずはご自宅のトイレの「正体」を知りましょう。
2. 主要メーカーの材質・技術を徹底比較!
日本の3大メーカー(LIXIL、TOTO、パナソニック)の主要な材質についてまとめました。
【LIXIL】アクアセラミック & ハイパーキラミック
LIXILの代名詞といえば「アクアセラミック」です。
- アクアセラミック: 「落ちにくい汚物汚れ」と「水アカ」を同時に防ぐ画期的な技術です。水に馴染みやすい性質(親水性)があり、汚れの下に水が入り込んで浮かせて流します。 2017年頃から採用
- ハイパーキラミック: 陶器表面に銀イオンを配合し、キズがつきにくく、細菌の繁殖を抑える技術です。アクアセラミックより昨日は少し劣るイメージで、少し価格が抑えられています
注意点: アクアセラミックは「水アカ」に強いですが、強酸性の洗剤を長時間放置すると変色する恐れがあります。
【TOTO】セフィオンテクト
TOTOの「セフィオンテクト」は、陶器の表面を100万分の1mmというナノレベルでツルツルに仕上げる技術です。2000年頃から発売の便器に採用しています。
- 特徴: 汚れが引っかかる隙間がないため、軽い水流だけで汚れが落ちます。また、親水性が高く、汚れを浮かせる効果も抜群です。
- 耐久性: 陶器そのものを滑らかにしているので、剥がれる心配がなく、非常に長持ちするのが魅力です。
【パナソニック】スゴピカ素材(有機ガラス系)
パナソニックの「アラウーノ」シリーズに使われているのが「スゴピカ素材」です。これは陶器ではなく、水族館の水槽や航空機の窓にも使われる「有機ガラス系(樹脂)」です。
- 特徴: 汚れの原因である「水アカ」が固着しにくいのが最大の特徴。成形精度が高いため、隙間が少ないデザインも魅力です。
- 注意点: 「研磨剤入りの洗剤」や「柑橘系(リモネン入り)の洗剤」は絶対NG! 樹脂なので、細かいキズがついたり、ひび割れたりする原因になります。
3. 洗剤選びの「超」重要ルール
材質がわかったところで、次は洗剤選びのポイントです。
基本は「中性洗剤」
どのメーカーの便器でも、日常のお手入れは「中性洗剤」が基本です。中性洗剤は素材を傷めるリスクが最も低く、軽い汚れならこれで十分です。
【LIXIL】アクアセラミック、【TOTO】セフィオンテクトはメーカーとしても、トイレ用の酸性洗剤、アルカリ洗剤、塩素系洗剤はあまりオススメしていないのです。
汚れに合わせた使い分け
上記にもご案内しましたが、アクアセラミック、セフィオンテクトなどの機能が無い便器は下記の洗剤で試しても良いかなと思います。便器の発売時期によっては上記の機能が搭載されていない便器もまだまだ多いからです。
- 酸性洗剤: 黄ばみ(尿石)や水アカを落とすのに強力です。ただし、セフィオンテクトやアクアセラミックでは「放置厳禁」です。
- 塩素系洗剤(アルカリ性): 黒ずみやカビ、除菌に強いです。黒ずみの汚れを酸性洗剤などでお掃除してもあまり効果がありません、黒い正体はカビだからです。カビには塩素系が効果的です! ただし、パナソニックのスゴピカ素材には強すぎる場合があるため、使用前に必ず説明書を確認しましょう。
避けるべきNG掃除
- 研磨剤入りの洗剤(クレンザー): 表面のコーティングを削り取ってしまいます。
- 硬いブラシ(金たわしなど): 目に見えないキズを作り、そこに汚れが入り込む原因になります。
4. おすすめの洗剤 & お掃除グッズ
「結局、何を買えばいいの?」という方へ、プロも太鼓判を押すアイテムをご紹介します。
おすすめ洗剤
- 【日常使い】花王 トイレマジックリン(中性) 定番ですが、やはり安心です。どのメーカーの便器でも安全に使え、消臭効果も高いです。 アクアセラミック、セフィオンテクトなどの機能がある便器にはこちらを選びましょう!
- 【黒ずみ対策】ジョンソン スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー(塩素系) 粘度が高く、フチ裏までしっかり密着。こすり洗いが不要なため、コーティングを傷つけるリスクを減らせます。
・【尿石・黄ばみ】キンチョー サンポール(酸性) 頑固な汚れにはこれ。ただし、酸が強いため、使用後はしっかり水で流し、放置しすぎないように注意しましょう。
おすすめグッズ
- 【ブラシ】マーナ トイレブラシ(ソフト) 硬い毛のブラシではなく、柔らかい樹脂製やスポンジタイプがおすすめ。コーティングに優しいです
- 【神アイテム】スクラビングバブル 流せるトイレブラシ 使い捨てなので衛生的。ブラシ部分に洗剤が含まれているため、手軽に掃除できます。
- 【仕上げ】超撥水コーティング剤(弾きなど) 掃除の最後にコーティング剤をスプレーしておくと、汚れの付着をさらに防げます。
5. まとめ:キレイを保つコツは「予防」にあり!
トイレ掃除は「汚れが溜まってから頑張る」のではなく、「汚れを溜めない環境を作る」のが正解です。
- 自分の家の便器が「陶器(LIXIL/TOTO)」か「樹脂(パナソニック)」かを確認する。
- 日常は中性洗剤で優しく洗う。
- 頑固な汚れには適切な洗剤を短時間使う。
これだけで、10年後のトイレの輝きが驚くほど変わりますよ!
それでもトイレ交換をお考えの方もいらっしゃいます。トイレ交換のご案内はまた後日ご案内いたします!
他にもホームセンターでご相談を受ける事、ホームセンターのオススメ商品などを色々と配信しています。ぜひ覗いて下さいませ、発信情報が少しだけでもご参考になれば嬉しいです!

ではまた!
ホムスタ



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